シーズのAWS運用保守をご利用いただいている会員サービス提供事業者様に、
サービス導入までの経緯と現在のご利用状況を伺いました。
弊社はAWSのサーバーを利用して、会員様向けの月額制有料webサービスを提供しています。
会員数が1,000人を超える規模になり、サービスの安定提供を継続するため、24時間365日サーバーの監視や何かあった時の対応を行えるようにしたいと考えるようになりました。
しかし社内にサーバー担当もいないため、AWSの環境を構築していただいた開発会社様に相談したのですが「24時間365日の監視や保守は行っていない」との回答でした。
「必要があればサーバーの運用を専門にしているホスティング会社などに相談した方が良い」とアドバイスをもらったので、ウェブ検索から「AWS運用保守」で探したところシーズさんのサービスを見つけました。
当初は利用しているAWSの環境をそのままシーズさんの方で運用して貰えればと思っていたのですが、構築時のOSが近々サポートを終了することが分かりました。
「OSのサポートが終了するとパッチが当てられず脆弱性の改善が行えなくなりセキュリティが低下する」とのことで今後の運用を考えて、この機会に新しいOSにアップグレードした環境に移設させる案を提案くださいました。
弊社としてもセキュリティ面のメンテナンスも必要だと思っていたので、ぜひこの提案で進めたいとお願いしました。
移設に入る前に弊社と開発会社さん、そしてシーズさんの3社で役割や作業内容を確認してスケジュールについて打ち合わせしました。その後は予定通りシーズさんの方で約1週間で新しいOSのサーバー環境を構築いただき、開発会社さんにシステムを移植してもらいました。
最終的に開発会社さんと私たちで新しいOSの環境上で動作に問題がないか、2週間程度かけてしっかり確認を行い、改めてシーズさんに新旧サーバーの入れ替えを依頼するという流れでした。
事前にテストを十分に行うことができため移設に伴うトラブルもなく、申込みから約1ヶ月ほどでOSのアップグレードとサーバーの切替が完了し、新しいAWSの環境で運用をスタートしていただきました。
また、これまで使っていたAWSの旧環境についてもシーズさんに依頼することで停止・削除を行ってくださり助かりました。
今回関わっていただいた開発会社さんもおっしゃっていましたが、24時間365日サーバーの面倒をみるのは簡単なことではないなと思いました。
サービスを継続するためのメンテナンスやOS・ミドルウェアのアップデートをはじめ、リソース監視で負荷を検知したときの対応、サーバーへのアタックや不正侵入など不測の事態が起きたときの対応など多岐に渡るものでした。
AWSの監視や保守がないといけないと感覚的にわかっていても実サービスへの影響やリスク、その回避方法についてまで考えが及んでいませんでした。しかしシーズさんに相談することで、自社サービスの安定運用に必要なサポートや対応について具体的に伺うことができたのでお任せする安心感がさらに増しました。
弊社のサービスは頻繁に負荷が掛かるサービスではないのですが、ユーザーが投稿する画像がハードディスクの容量を使うため「ハードディスクの残容量が気になる」と相談をしたところ、ハードディスク容量の監視を行ってくださっているとのことで、不足しそうになったときは予め余裕をもってご連絡いただけると聞いて安心しました。
ディスク容量がいっぱいになると「サイトが見れない」「サーバーに入れない」などクリティカルな障害が発生するそうですが、リソースを監視することで事前に容量変更を行うなどスケジュールを立てて運用を行えるので良かったです。
サーバーについてのやり取りは緊急性が高い場合もありますし、自身がわからないことをメールなどで表現するのも簡単ではありません。万が一に備えるためにも、状況を直接ヒアリングしてもらえる電話サポートは必須にできればと考えていました。
実際のところ、シーズさんのサポートはエンジニアさんと直接会話できる電話サポートに力を入れてらっしゃるサービスでしたので本当に良かったと思います。
AWSをはじめサーバーの事となるとどうしても敷居が高く感じてしまいがちですが、専門のプロに任せることで自社のサービスを安心して提供できています。