お知らせ
「ドメイン名廃止」のリスクと対策について
[ 重要なお知らせ ]
「ドメイン名の廃止」をご検討される際は、「第三者による同一ドメイン名取得による影響」および、「ドメイン名登録・使用差し止め」についてを必ずご確認の上、お申し込みください。
廃止後のトラブルを防ぐためにも、必ずご一読ください。
ドメイン廃止後の「ドロップキャッチ」によるリスク
廃止されたドメイン名は、一定期間が過ぎると誰でも再登録できるようになります。しかし、ドメインが廃止されても、インターネット上に蓄積された情報や評価(検索エンジンの評価など)はすぐに消えるものではありません。こうしたドメインのもつ価値を悪用するために、廃止ドメインを狙って取得する「ドロップキャッチ」が増加しており、近年その悪質性と被害規模が深刻化しています。悪用されると信頼を損なう危険性が高いため、特に注意が必要です。
ドメイン名廃止後もインターネット上に残る情報の一例
- ユーザーがブラウザに登録したブックマークのリンクなど
- ドメインを使用していた期間に得た、検索エンジンによるドメインの評価など
- ドメインを使用したメールアドレスの情報
- SNSや金融機関などに登録していたアカウント情報 ...etc
第三者による同一ドメイン名取得による影響
廃止したドメイン名が第三者に悪用されると、ユーザーが登録していたブックマークのリンクを利用した誘導やメールアドレスを使った詐欺など、様々な被害が発生する可能性があります。
ドメイン名をWEBサイトとして利用されていた場合
フィッシングサイトへの誘導
廃止ドメインを第三者が取得して設置した新たなサイトでも、該当のドメインに対する検索エンジンの評価が影響し、検索結果の順位が高くなる傾向があるため、相応のアクセス数が見込まれます。
さらにドメイン名が同じで見た目も変わらないフィッシングサイトが設置されれば、ユーザーは違和感なくアクセスしてしまい、その結果フィッシング詐欺にあう可能性もあります。
アダルトサイトや悪質なサイトへの誘導
ブックマークを更新していないユーザーや、検索エンジンから悪質なサイトへ誘導されたユーザーは、元のドメイン所有者に対して「信頼できない企業」と認識される可能性もあります。
ドメイン名をメールアドレスとして利用されていた場合
フィッシングメール・詐欺メール
悪用目的でドメインを登録した第三者はメールアドレスを作成・利用し、登録情報の変更案内や支払い・請求情報など架空のメールを不特定のユーザーに送信します。ドメインと紐づくサービスを利用していたユーザーにおいては、同じドメインのメールアドレスからの連絡であるため、違和感なく詐欺や悪質サイトへ誘導される可能性もあります。
SNS・登録サイト乗っ取り
廃止したドメインを利用したメールアドレスをSNSや外部サービスに登録していた場合、メール認証で行うパスワードのリセットなどを利用すればアカウントを乗っ取られる可能性があります。また、SNSのコーポレートアカウントや金融機関のアカウントとして廃止したドメインのメールアドレスが登録されている場合も、アカウント乗っ取りや機密情報の漏洩を引き起こすリスクがあります。
ドメインを悪用されないための対策
ドメインが悪用されるリスクを最も効果的に抑える方法は、「ドメインを廃止せずに継続して保有する」ことです。一度手放したドメイン名を再取得するのは非常に困難で、場合によっては再取得が不可能になることもあります。そのため、ドメイン名は継続的に登録(所有)し続け、悪用されるリスクを生まないようにすることが重要です。
「ドメイン名登録・使用差し止め」について
廃止されたドメイン名を第三者が新たに登録したとしても、商標の侵害などドメイン名紛争処理方針(DRP)に該当する事由がない限り、ドメイン名の登録・使用を差し止めることはできません。
ドメイン名廃止の際は十分なご確認とご留意の上でお申込みください。


















