ビジネス向けサーバー運用

公開日:2025.05.20

再販利用できるレンタルサーバーの選び方  - ビジネス向け -

再販利用に最適なレンタルサーバーとは?

WEBサイトの制作会社やシステム開発会社の多くは、ITインフラの管理負担を軽減するために、再販利用が可能なレンタルサーバーを検討されるかと思います。再販利用とは、ホスティング会社から提供されるレンタルサーバーを自社のサービスとして販売する仕組みですが、提供されるサービスやサポート内容は様々です。そこで再販利用するなら押さえておきたいサービス選びのポイントを紹介します。

再販サーバー選びのポイント

再販サーバー選びのポイント

ビジネスで再販用のサーバーやサービスを選ぶ際はサーバー環境の信頼性をはじめ、自社で対応しきれないサーバー関連の運用からサポートまで幅広く対応できる柔軟なサービスであることが重要です。ここで紹介する内容を参考に、事前確認のチェック項目としてご活用ください。

[ 再販利用に欠かせないサービス選びのポイント ]

  • サーバーの稼働率と信頼性
    再販利用の場合、エンドユーザーへのサービス提供が前提となるため、サーバーダウンや障害が発生するとクレームや信用問題に直結します。サーバーの稼働率やSLAを確認しましょう。
  • セキュリティ対策の充実
    サーバーの再販では複数の顧客が利用するため、セキュリティの甘さが重大なリスクにつながります。WAF(Web Application Firewall)やDDoS対策、バックアップ機能を確認しましょう。
  • OSアップデートやメンテナンス対応
    サーバーを安全に利用するためにはOSのアップデートやメンテナンスを行う必要があります。随時対応してもらえるサービスであれば安心して提供することができます。
  • 24時間365日サーバー監視・障害対応
    万が一の障害発生時において問題を迅速に解決できなければ、顧客サービスへの影響が大きくなります。常時体制でサーバー監視や障害対応を行ってもらえるか確認しましょう。
  • 有人サポート体制の確認
    サーバー利用で困ったとき、すぐに相談できることも重要です。チャットやメールのみのサポートでは、いざという時に対応しきれないため、サポートスタッフと連絡がとりやすい電話サポートの有無や受付時間もチェックしましょう。

再販利用の注意点

ここからは、サーバーを再販利用する際に特に注意したいポイントを紹介します。利用についての確認や必要な対応を怠ると、顧客のサービスに影響を与えたり、最悪の場合サーバー利用を停止されることもあるため、必ず確認して運用を行うようにしましょう。

再販利用の注意点

[ 再販利用で注意したいポイント ]

  • サーバー単位のサイト数を制限する
    契約サーバーに入れるサイトの数が適切でない場合、サーバー負荷の増大によるパフォーマンス低下やメモリ不足によるサービス停止を招きます。安定したサービスを提供することができないためサイト数を制限して利用しましょう。
  • SSLサーバー証明書の管理
    複数ドメインを1台のサーバーに収容すると、SSLサーバー証明書の管理が複雑化します。管理を怠り証明書の期限切れが起こると「この接続は安全ではありません」と表示されたり、無効なSSL証明書のため「ブラウザでアクセス拒否」されることがあります。自動更新設定(Let's Encryptなどの自動化)やサイトごとに証明書の発行・更新管理を行う必要があります。
  • セキュリティリスクに備える
    サーバーに複数のサイトが存在することで、1つのサイトが攻撃された場合、他のサイトにも影響が及びます。サイトごとに適切な権限分離(ユーザー権限の厳格化)を行ったり、WAFの導入などでリスクを軽減する対策が必要です。
  • 共有IPアドレスとブラックリスト登録のリスク

    1つのIPアドレスを複数のサイトで共有している場合、同じサーバー内にある1サイトが不正アクセスの踏み台として悪用されたり、スパム行為を行ったりすると、そのIPアドレス全体がブラックリストに登録される可能性があります。
    無意識のうちに起こるケースとして多いのは、1つのドメインから大量のメールを送信したためスパムと判定されてしまったというものです。このような行為が原因でIPアドレスがブラックリストに登録されてしまうと、他のすべてのサイトに問題が発生する恐れがあります。

    [ ブラックリストによる影響の一例 ]
    • 自社から送信したメールが迷惑メール扱いになり、顧客に届かない
    • Webサイトにアクセスした際に「安全でないサイト」と警告が表示される
    • 検索順位が下がる、またはインデックスから外されるなど、サイト評価やSEOへの影響
    • 広告審査に通らなくなる
    [ ブラックリストへのリスク対応の一例 ]
    • サイトごとに専用IPアドレスを割り当てる
    • メール送信にはSPFやDKIMなどの認証設定を行い、メールの正当性を証明する
    • 定期的に自社のIPアドレスがブラックリストに登録されていないか確認する
    • 信頼性の高いホスティングサービスを選定する

    万が一に備え、適切な対応を行う必要があります。

  • サーバーサポートの有無と内容を事前に確認
    サーバー環境の再販利用が可能でも、サーバーのサポートを提供していないサービスも少なくありません。またサポートがあっても「対応時間が限定的」「メールやチャットのみ」など、緊急時に十分な対応が受けられず、業務負荷が増えてしまうことがあります。サポートが皆無の場合はサーバー障害時の対応や復旧作業は自社で行う必要があり、責任も負うことになります。
    こうしたリスクを避けるためにも再販を検討する段階で、サーバー側のサポートの有無や内容(対応範囲・対応時間・即応性など)をしっかり確認しておくことが重要です。

ここで紹介した注意点はいずれも企業の信頼問題につながるため、慎重に検討する必要があります。
デメリットになる要点を把握した上で、再販利用するメリットを最大限に活かし、コストに見合うサービス選びが大切です。まずは候補となるレンタルサーバー会社や信頼できる提供元に相談しましょう。

サーバー運用保守もお任せできる再販サービス

サーバー運用保守もお任せできる再販サービス

24時間365日安定稼働を実現するサーバー環境を提供

シーズホスティングサービスが提供するレンタルサーバーは、24時間365日体制の監視と障害対応により、高い稼働率を維持しています。インフラの運用保守はサーバーエンジニアが対応し、万が一のトラブルに対し迅速かつ的確な対応を行います。サーバー管理に不安のあるWEB制作会社や広告代理店、システム開発会社などさまざまな事業者様から、安心して再販利用できるレンタルサーバーとして選ばれています。業界屈指の運用実績と高い信頼性で、企業様のビジネスをしっかり支えています。

「シーズホスティングサービス品質保証(SLA)」

業務をセパレートすることで作業負荷を大きく軽減

お客様によるサイトの管理やメール設定など基本的な操作は、直感的に使えるコントロールパネルから簡単に行っていただけます。一方、サーバーの構築・保守・障害対応といった専門的な運用業務は、すべて専任のエンジニアがお客様に代わって対応します。
こうした業務分担を明確にすることで、WEB制作会社であればデザインやサイト構成の最適化、システム開発会社であればアプリケーションの設計や実装といった本業のクリエイティブ・開発業務に集中でき、作業負荷を大きく軽減できます。再販ビジネスにおいて、効率的で安定した運用を実現します。

コントロールパネルつきで再販利用におすすめ「ライトマネージド」

レンタルサーバーを再販利用するメリット - まとめ -

レンタルサーバーを再販利用することで自社サービスに付加価値を加え、ビジネスの信頼性向上や業務効率化を実現し、収益性の高いサーバー活用が可能になります。

[ 再販利用における主なメリット ]

  • 顧客管理とリソースの最適化
    サイト制作やシステム開発など、自社サービスとサーバー環境をセットで提供することで、顧客の一括管理が可能になります。またサーバーの運用保守を任せることで、これまで行っていたサーバー管理の負担が大きく軽減され、リソースの最適化が行えます。
  • 運用保守の付加価値を提供
    サイト制作やシステム開発後の運用保守も含め、一貫したサポートを提供できるため、長期的な契約を見込むことができます。
  • セキュリティ管理の一元化
    セキュリティの管理を統一しやすく、リスクへの対応も個別で行うより容易になります。
  • 障害対応の迅速化を実現
    システムトラブルやサイトが閲覧できないなどの不測の事態が発生した場合でも、自社契約のサーバーであれば、サーバー会社と直接やり取りが可能です。そのため、第三者を介した調整や確認に要する時間や手間が不要となり、問題解決までの対応を大幅にスピードアップできます。
  • 信頼性の相乗効果
    サイトやシステムに対する評価だけでなく、サービス全体として顧客への満足度を高めることが望めます。これにより企業の信頼をより確実なものとし、自社だけでは実現できない高品質なサービスを多くのクライアントに提供することができます。

サーバー再販はビジネスの強力な武器に

再販利用を行うことで業務の効率化、ひいては収益の向上へとつなげることができます。
こうしたことからも再販利用できるレンタルサーバーの活用は、単なるインフラ環境としてだけでなく「提案力のあるサービス」に変えるための仕組みといえます。サーバーの選定や運用に不安がある方は、ぜひ信頼できるホスティング会社にご相談ください。

再販利用にも最適なビジネス専用のレンタルサーバー

ビジネス利用のサーバーのことならシーズにご相談ください

レンタルサーバーの再販利用をはじめ「WordPressのセキュリティが心配」「サーバーの負荷が高くて困っている」「サーバーを見直したい」など、サーバーについてのご相談、ご質問もお気軽にお問い合わせください。お客様の要望や状況をお伺いし、最適なサーバー環境をご提案します。

サーバー相談・提案

レンタルサーバーの再販利用に関する FAQ

再販利用に特別な契約が必要ですか?

再販利用のための特別な契約はございません。
弊社の利用規約に承諾いただければ、お申し込みいただくだけでご利用になれます。
お客様側で特別な取り交わしが必要な場合は、弊社営業窓口までお問い合わせください。

クライアントごとの管理はどのように行いますか?

サーバー管理ツール「Plesk」をご利用いただけます。管理画面からサイトごとの管理を行ったり、クライアントに専用のアカウントを提供できるため、柔軟かつ効率的な運用が可能です。

サーバー管理ツール「Plesk」 詳細はこちら

サーバーのトラブル発生時はどのように対応されますか?

ご契約サーバーの障害発生や、サイトの表示が遅いなどのトラブルには弊社のサーバーエンジニアがお客様に代わり、状況の調査や解決までサポートするため安心してご利用いただけます。

  • 24時間365日監視・障害対応
    お客様に代わり24時間365日サーバーの監視や、サーバー障害時の対応を行います。原因の切り分けをはじめ、お客様への情報共有を行いながら迅速に解決に向けた対応を進めます。
  • 専任エンジニアによる電話サポート完備
    メールサポートだけでなく、電話にてエンジニアが直接サポートを行うため、「いつ対応してもらえるか分からない」といったストレスを感じることなく、直接つながる安心のサポートを提供しています。

主なサポート内容 詳細はこちら

シーズホスティングサービスが再販利用しやすいポイントはなんですか?

シーズホスティングサービスのサーバーは、もともとビジネス利用を前提に設計されているため、高い稼働率や運用保守の品質といった基本性能はそのままに、再販利用にも適した柔軟なサポート体制とサービスを提供しています。お客様が安心して再販できる環境が整っている点が特長です。

  • ビジネス利用に最適な365日有人サポート
    障害対応など緊急性のある対応以外の通常サポートにおいても、平日は9時~21時、土日祝は10時~19時サポートを受付(電話・メール)。常にお客様のビジネスを支える体制で取り組んでいます。
  • 柔軟で対応力のある電話サポート
    お電話いただければ、エンジニアが直接対応します。メールやチャットでは難しい複雑なご相談にも柔軟かつ丁寧に対応できるため、安心してご利用いただけます。
  • 使いやすいコントロールパネルを提供
    再販利用でサイトの管理やメールアドレスの作成などの作業をお客様で行えるツールを提供しています。サーバーの面倒なことは弊社エンジニアが行い、お客様で行う必要のある作業をセパレートできるため、再販利用の環境としてご好評いただいています。
  • ドメインやSSLサーバー証明書の取得・更新代行
    当社で契約されるサーバーに利用されるドメインやSSLサーバー証明書の管理を弊社で行うことが可能です。他社で管理しているものについては、弊社に移管いただければ一括管理いたします。
  • ドメインごとにIPの割り当てが可能
    ドメインごとに異なるIPを使いたい場合、オプションにて専用のIPを割り当ててご利用いただけます。

サーバー専任の担当がいないため、サーバーのことをお任せできますか?

サーバーのことはお任せいただけます。社内にサーバー担当が在籍していなくても、シーズホスティングサービスのサーバーエンジニアが、お客様のビジネスに寄り添ったサポートを提供することで、サーバー周りの課題解決や運用を円滑に執り行います。
「サーバーの稼働状況について困っている」「サーバー移行を検討している」など、サーバー利用に関するお悩みや課題解決をお手伝いしますので、お気軽にお問い合わせください。

再販利用可能なレンタルサーバーを
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